“詣”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
まい38.2%
もう29.8%
まう8.0%
まゐ7.3%
いた6.5%
もうで5.1%
まいり1.1%
イタ1.1%
まゐり0.7%
あが0.4%
(他:5)1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“詣”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]60.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.1%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「もうやめだやめだ、こんなこといってると、かもに笑われる。おとよさん省さん、さあさあ蛇王様へまいってきましょう」
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
明日あす朝早くにおしよ、おまいりを済ましてすぐまわって見ようよ。あんまりおそくなると叔父さんに悪いから。』
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
コンウェイがビナレスの猴堂にもうで多くの猴を供養したところに猴どもややもすれば自重して人間を軽んずる気質あるよう記した。
もうおわって帰る時、わたくしはまた子を抱いた女のそばを通らなくてはならなかった。わたくしは女に問うた。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
あらためて、これからぐに、つゑのなり行脚あんぎやをして、成田山なりたさんまうでましてな。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
のちに、奧州あうしう平泉ひらいづみ中尊寺ちうそんじまうでたかへりに、松島まつしま途中とちう
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「噂に聽いただけで、親分はまだ見たことは無いでせう、十手冥利みやうりに、たまにはおまゐりして置くものですよ」
あれから柴又しばまたへおまゐりしたが、河甚かはじんうなぎ……などと、ぜいはない。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
このつき燕王指揮しき李遠りえんをして軽騎六千を率いて徐沛じょはいいたり、南軍の資糧をかしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
されども技藝の聲價、技藝の光榮は、縱令よしや其極處にいたらんも、昔のアヌンチヤタが境遇の上に出づべくもあらず。
往来の両側には名物うんどん、牛肉、馬肉の旗、それから善光寺もうでの講中のビラなどが若葉の頃の風になぶられていた。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
某日あるひ豊雄が店にいると、都の人の忍びのもうでと見えて、いとよろしき女が少女を伴れて薫物たきものを買いに来た。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
此の日芸者小兼は早く起きて白金の清正公様せいしょうこうさまへおまいりきました。
のちは自分ばかり、乳母うばに手をかれておまいりをしましたッけ。別に拝みようも知らないので、ただ、母親の病気の快くなるようと、手を合せる、それも遊び半分。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さゝなみの大津の宮に人となり、唐土モロコシ学芸ザエイタり深く、カラウタも、此国ではじめて作られたは、大友皇子か、其とも此お方か、と申し伝へられる御方オンカタ
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さゝなみの大津の宮に人となり、唐土モロコシ學藝ザエイタり深く、カラウタも、此國ではじめて作られたは、大友皇子か、其とも此お方か、と申し傳へられる御方オンカタ
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
旧弊きゆうへいな事を言つてるね、七福神ふくじんまゐりといへば谷中やなかくんだらうがしもどけで大変たいへんみちだぜ。
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「明神樣へおまゐりをしてから、定吉は境内にある見世物が見たいと申しましたが、私は頭痛持で、あんなものを見ると、眠られなくて困りますので定吉だけを入れて、私は一人外に待つて居りました」
「少しは違つてもをりませう。誰がこんな気違きちがひにはすつたのです。私気が違つてゐるなら、今朝から変に成つたので御座いますよ。お宅にあがつて気が違つたのですから、元の正気になほしてお還し下さいまし」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
私はそこへおまいりに行きたいのですけれども、そこへ行きますと例の関所がありますので、関所の役人など〔たち〕に逢うたり、あるいは山都の中にはどうせ猜疑さいぎ心の深い商人あきんども居るであろう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
『紀南郷導記』に、西牟婁郡「滝尻五体王子、剣山権現ともいふ由なり、往昔秀衡ひでひらの室、社後の岩窟にて臨産の節、祈願して母子安全たり、また王子に祈誓し、この子をすなはち巌窟に捨て置き、三山にけいして帰路にこれをみるに、狐狼等守護していさゝかもつつがなき故に、七重伽藍がらん建立こんりゅう」したと見ゆ。
わが淑女いたく悦びて我にいふ。見よ、見よ、かのをさを見よ、かれの爲にこそ下界にて人ガーリツィアにまうづるなれ。 一六—一八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
江の島まうでの一行が、暴風雨の爲に棧橋さんばしが落ちて島に閉ぢ籠められ、そのうちの一人、徳力屋千之助が、雨の止んだ深夜の海の凄まじい樣子を見物すると言つて宿を脱出ぬけだし、數百尺の大斷崖から落ちて
いつくしき門のいしずえは、霊ある大魚の、左右さうに浪を立てて白く、御堂みどうを護るのを、もうずるものの、浮足に行潜ゆきくぐると、玉敷く床の奥深く
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)