“詣(まうで)” の例文
此の辺(あたり)にかうよろしき人の住むらんを今まで聞えぬ事はあらじを、此(こ)は都人の三七三つ山詣(まうで)せし次(ついで)に、海愛(めづら)しくここに遊ぶらん。
江の島詣(まうで)の一行が、暴風雨の爲に棧橋(さんばし)が落ちて島に閉ぢ籠められ、そのうちの一人、徳力屋千之助が、雨の止んだ深夜の海の凄まじい樣子を見物すると言つて宿を脱出(ぬけだ)し、數百尺の大斷崖から落ちて
田辺が家は御明(みあかし)灯心(とうしん)の類(たぐひ)を商ひぬれば、二一八所せく人の入りたちける中に、都の人の忍びの詣(まうで)と見えて、いと二一九よろしき女一人、丫鬟(わらは)一人、二二〇薫(たき)物もとむとてここに立ちよる。
四四貴(あて)なるわたりの御方とは見奉るが、三つ山詣(まうで)やし給ふらん。