“御参詣”のいろいろな読み方と例文
旧字:御參詣
読み方割合
ごさんけい68.8%
おまいり18.8%
おさんけい6.3%
おまゐり6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『十五日は、両使、増上寺へ御参詣ごさんけいの日であるぞ。諸事、準備したくはよろしいか。明十三日、高家の下検分があろう。手ぬかりするなよ』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これが奥の院と申す事で、ええ、貴方様あなたさまが御意の浦安神社は、その前殿まえどのと申す事でござります。御参詣おまいりを遊ばしましたか。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おまえあって、あたし、というより、勿体もったいないが、おまえあってのお稲荷様いなりさま滅多めった怪我けがでもしてごらん、それこそ御参詣おさんけいが、半分はんぶんってしまうだろうじゃないか。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
其処そこは雨がひどく洩るので、四方の戸を阿父おとうさんが釘附くぎづけにして自分の生れ無い前から開けぬ事に成つて居る。御参詣おまゐりの人も無い寺なので、内の者は内陣ないぢんで本尊様を拝む。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)