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御参詣
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ごさんけい
ふりがな文庫
“
御参詣
(
ごさんけい
)” の例文
旧字:
御參詣
『十五日は、両使、増上寺へ
御参詣
(
ごさんけい
)
の日であるぞ。諸事、
準備
(
したく
)
はよろしいか。明十三日、高家の下検分があろう。手ぬかりするなよ』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「おや、これは八幡さま——わたしは、八幡さまが
守護神
(
まもりがみ
)
——ねえお前は、この、お鳥居前で待っていておくれ——
御参詣
(
ごさんけい
)
をして来ますから——」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
「これは貴いお方の御隠居様が、御風気を冒しての
御参詣
(
ごさんけい
)
で入らせられます。扉は半分以上引くことはなりませんぞ」
新奇談クラブ:05 第五夜 悪魔の反魂香
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そのお
礼
(
れい
)
まいりに、
平生
(
へいぜい
)
信心
(
しんじん
)
する
長谷
(
はせ
)
の
観音
(
かんのん
)
さまへ、うち
中
(
じゅう
)
残
(
のこ
)
らず
引
(
ひ
)
き
連
(
つ
)
れて、にぎやかに
御参詣
(
ごさんけい
)
をなさいました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
……これでございますから、何の木曾の
山猿
(
やまざる
)
なんか。しかし、念のために土地の女の風俗を見ようと、山王様
御参詣
(
ごさんけい
)
は、その下心だったかとも存じられます。
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
ここは、左大臣
藤原道世
(
ふじわらのみちよ
)
様のお
邸
(
やしき
)
でございます。実は、
昨日
(
さくじつ
)
道世様が、
鞍馬
(
くらま
)
のお寺へ
御参詣
(
ごさんけい
)
の途中、お車を引く牛が、
暴
(
あば
)
れ出して、あなたにそんな
大傷
(
おおきず
)
を負わせたのでした。
三人兄弟
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
先達て奈良、
芳野
(
よしの
)
へ御旅行の折、御母上様の御墓所に
御参詣
(
ごさんけい
)
の事と拝察いたされ候。ふた昔ばかり前か、維新の際長岡藩士の窮状を『しがらみ』にてか拝見仕候。今は夢のやうに、ぼうつと覚え居候。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
「お客様はなんでございますかい、お地蔵様へ
御参詣
(
ごさんけい
)
で」
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「これは、
旦那様
(
だんなさま
)
お世辞の
可
(
い
)
い、土地を
賞
(
ほ
)
められまして何より嬉しゅうござります。で何でござりまするか、一刻も早く
御参詣
(
ごさんけい
)
を遊ばそう
思召
(
おぼしめし
)
で、ここらまで乗切っていらっしゃいました?」
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
二十八日、愛宕
御参詣
(
ごさんけい
)
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ようござらっせえました、
御参詣
(
ごさんけい
)
でがすかな。」
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
参
常用漢字
小4
部首:⼛
8画
詣
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“御参”で始まる語句
御参
御参考
御参覲
御参籠
御参会
御参列
御参向
御参拝