三人兄弟さんにんきょうだい
まだ天子様の都が、京都にあった頃で、今から千年も昔のお話です。 都から二十里ばかり北に離れた丹波の国のある村に、三人の兄弟がありました。一番上の兄を一郎次と言いました。真中を二郎次と言い、末の弟を三郎次と言いました。兄弟と申しましても、十八 …
作品に特徴的な語句
ちいさ あけ 可愛かわ おそろ さま もと ちがい あが おお 宿とま もっとも かか ことわ 昨日さくじつ わし くら つの うったえ 一間いっけん とも すま からだ 大蛇だいじゃ おれ のち 思付おもいつき かなし 明日あした あかり はた すぐ 真直まっす くら うなず せい じゃ 見込みこみ あやまり だれ にぎや ねがい 一掴ひとつか 一足ひとあし たけ うち 丹波たんば 乞食こじき 今宵こよい 何処どこ うつむ 俯伏うつぶ おれ そば そば もう にい 出立しゅったつ はじめ えぐ 加茂かも いきおい 勢揃せいぞろ 可愛かわい 合点がてん せき うわさ へい 大傷おおきず 太刀たち 婿むこ うれ うち 容子ようす 寐入ねい 小躍こおど 年寄としより さいわい とこ 彼方かなた あと かす 思召おぼしめ 思違おもいちが せがれ もだ 手下てした かつ さが