“願”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねが42.1%
ねがい15.5%
がん14.2%
ねがひ6.5%
ねげ5.2%
ねがわ5.0%
ぐわん4.2%
ねがは3.5%
0.7%
ねご0.5%
0.5%
ねか0.2%
ぐはん0.2%
ねがっ0.2%
ねがはく0.2%
ねがへ0.2%
ねがわく0.2%
わが0.2%
ガン0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むすめが、毎日まいにち学校がっこうで、きつね、きつねといわれますそうで、学校がっこうへゆくのをいやがってこまりますが、どうかおぼっちゃんにおねがいして
青いボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
の春部梅三郎は、奥の六畳の座敷に小匿こがくれをいたして居り、お屋敷の方へは若江病気について急においとまを戴きたいというねがいを出し
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と和尚さんが有難く説きつけるから、新吉は是からがんに掛けて、法蔵寺へ行っては無縁の墓を掃除して水を上げ香花を手向けまする。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
先年せんねん自分じぶんに下されしなり大切の品なれども其方そのはうねがひ點止もだし難ければつかはすなりと御墨付おんすみつきを添てくだんの短刀をぞたまはりける其お墨付すみつきには
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
引渡されて結構でごぜえます、眼のあいたお奉行様におねげえ申して、長吉、長太の野郎をかえしていただきましょう、長吉、長太を
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ねがわくはわが求むる所を得んことを……願くは神われをほろぼすをしとし御手みてを伸べて我を絶ち給わんことを」と彼はひたすらに死をねがう。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
これが、それ……お湯殿で御殺害なされた時に、木太刀でも一本あればと切歯はぎしりして仰しやつた……。そのため、木太刀をさし上げて、ぐわん
知多の野間で (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
他日たじつ海底戰鬪艇かいていせんとうていが、帝國軍艦旗ていこくぐんかんきひるがへして、千艇※艦せんていばんかんあひだつのときねがはくばそのごとく、神速しんそくに、猛烈まうれつならんことのぞむのです。
うち出して会おうとするには、すでに胸中見透されている気がして逡巡しりごまれた。ぎかくるは伯母のまにまにである。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
いちどきに家中かちゅうの者がめかけてくる手はずとなっておるのだから、いわばわれわれはりの先陣せんじんねごうてもないほまれをつとめるわけなのだ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三津郷……大穴持命の御子阿遅須枳高日子アヂスキタカヒコ命……大神ユメぎ給はく「御子の哭く由をれ」と夢に願ぎましゝかば、夢に、御子のコトカヨふと見ましき。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「おねかい……します。どうか妾の春雄の……相手をしないで……下さいませ」
光の中に (新字新仮名) / 金史良(著)
いゑいゑねえさんの繁昌はんじようするやうにと私がぐはんをかけたのなれば、参らねば気が済まぬ、お賽銭さいせん下され行つて来ますと家を駆け出して、中田圃なかたんぼ稲荷いなり鰐口わにぐちならして手を合せ
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
実用もない原書の緒言ちょげんとか序文とか云うような者を集めて、最上等の塾生だけで会読かいどくをしたり、又は先生に講義をねがったこともある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
つくせば千太郎は彌々いよ/\夢中むちうになり契情けいせい遊女にとがはなく通ふ客人にとが有りとは我が事なりねがはく明鏡かゞみとなつて君がおもかげを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
今宵こよひの中に御役御免をねがへ今宵こよひか明日は御親子御對顏ごたいがんあるに相違さうゐなし然すれば是迄つくせし千辛萬苦せんしんばんくも水のあわとなり諸天善神へ祈誓きせいかけし甲斐もなく嗚呼あゝ是非ぜひもなし明朝みやうてう六ツの時計を相※あひづせがれ忠右衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
また三十一章三十五節には「ああ我の言う所を聴き分るものあらまほし(わが花押かきはんここにあり、ねがわくは全能者われに答え給え)」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
つちをなめてもれを立身りつしん手始てはじめにしたきわがひと、れながらくもへたるうそにかためて、名前なまへをも其通そのとほり、當座たうざにこしへらて吾助ごすけとかひけり
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
日本ニツポンを今一度せんたく洗濯いたし申候事ニいたすべくとの神ガンニて候。