“御手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みて54.4%
おんて30.9%
おて13.2%
オンテ1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、にわかにみことのりして、御手みて彫弓ちょうきゅう金鈚箭きんひせんをたずさえ、逍遥馬しょうようばに召されて宮門を出られた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天皇すめらがうづの御手みてもち、掻撫かきなでぞぎたまふ、うち撫でぞぎたまふ、かへり来む日あいまむ
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
地神ちしん御足みあしをいただきてよろこび、釋迦佛は靈山れいざんより御手みてをのべて、御頂おんいたゞきをなでさせ給ふらん
「神保帯刀様ご嫡男ちゃくなん、同姓市之丞様に物申す。いざ尋常にご覚悟あって、その御手おんてそびらにお廻わしあれや!」と大音に呼ばわったものがある。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
となりてら觀音樣くわんをんさま御手おんてひざ柔和にうわの御さうこれもめるがごと
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
伊豆守幸豐君いづのかみゆきとよぎみ御手おんてひざたまひ、かうべ得上えあげで平伏へいふくせる何某なにがしをきつと
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「それですから、ふっと、その格子を覗きました時は、貴方の御手おての御薬の錫をば、あの、螢をおつかまえなすった、と見ましたんですよ。」
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此中このぢうよりしきり貴君樣あなたさま御手おてもとへおせなさりたく、一日もはや家督相續かとくさうぞくあそばさせ
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
本尊の阿弥陀様の御顔おかほは暗くて拝め無い、たヾ招喚せうくわんかたち為給したまふ右の御手おてのみが金色こんじきうすひかりしめし給うて居る。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
御内ミウチ伺候シコウノ人、御手オンテノ人ヲ討チタラン者ニハ五百貫、降人ニ出デタランヤカラニハ三百貫
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)