“おんて”の漢字の書き方と例文
カタカナ:オンテ
語句割合
御手100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腰に廻された御手おんて、軽く握られたお手……別段殿下には、変った御様子もない。相変らずにこやかな笑みをたたえて曲に合わせて見事な弧を描いていらっしゃる。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
仰ぎ願くは三世十方の諸佛、愛護あいご御手おんてを垂れて出離しゆつりの道を得せしめ給へ。過去精麗くわこしやうりやう出離生死しゆつりしやうじ證大菩提しようだいぼだい
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
「神保帯刀様ご嫡男ちゃくなん、同姓市之丞様に物申す。いざ尋常にご覚悟あって、その御手おんてそびらにお廻わしあれや!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)