“出離生死”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅつりしょうじ66.7%
しゆつりしやうじ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中で七日七晩、念仏し、経を書き、満願の日には大きな卒都婆を建て、「過去聖霊かこしょうりょう出離生死しゅつりしょうじ証大菩提しょうだいぼだい
しかし、ぎょうは、行のための行ではない。出離生死しゅつりしょうじの妄迷を出て彼岸ひがんの光明にふれたい大願にほかならない。九十九夜の精進が果たして仏の御心みこころにかなったろうか。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
仰ぎ願くは三世十方の諸佛、愛護あいご御手おんてを垂れて出離しゆつりの道を得せしめ給へ。過去精麗くわこしやうりやう出離生死しゆつりしやうじ證大菩提しようだいぼだい
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
くらゐ人臣を極め、一門の榮華は何れの國、何れのにもためしなく、齡六十に越え給へば、出離生死しゆつりしやうじ御營おんいとなみ、無上菩提の願ひの外、何御不足なにごふそくのあれば、煩惱劫苦ぼんなうごふくの浮世に非道の權勢を貧り給ふ淺ましさ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)