治承二年の正月がやってきた。宮中の行事はすべて例年の如く行われ、四日には、高倉帝が院の御所にお出でになり、新年のお喜びを申し上げた。こうして表面は、いつもながらの目出度い正月の祝賀風景が繰りひろげられていたが、後白河法皇の心中は、内心穏やか …
著者 | 作者不詳 |
翻訳者 | 尾崎士郎 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「世界名作全集 39 平家物語」平凡社、1960(昭和35)年2月12日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約60分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1時間40分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
主
帰
春雨
占
僧伽
兼
師家
間
一枝
一間
執行
女御
対
帯
常明
御室
御衣
汀
甦
祓
西山
赦文
足摺
門脇
一時
三年
三昧
下々
仰有
伺候
侍中
供奉
俊尭
信俊
元結
公達
内裏
円慶
冷泉
古川
后
呆然
呟
咎
咽喉
唖然
喚
喰
基実
基通
大塔
大寺
太刀
奏
妙典
守覚
実全
宰相
小烏
尤
巷
師実
平紋
年端
幻
庄
座主
建立
彗星
御剣
御産
御賀
御遊
性運
怨霊
怪
悴
愕然
慈慧
戒壇
房覚
承保
政事
日中
明雲
桁
梨花
気比
池殿
沓
浄憲
浄蓮
淮南
湯迫
灯籠
物
狩衣
狼狽
猛々
珍事
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