“赦文”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃもん50.0%
ゆるしぶみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少なくとも赦文しゃもんの意味を文字どおりに行使こうしするのが最もかしこいことがわしにはっきりしているほどには。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
家来 (雑色ぞうしきの首にかけたる布袋より赦文しゃもんを取り出し、うやうやしく基康に捧げる)
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
漸く落ちついた俊寛の前に、清盛の大赦文ゆるしぶみをしたためた赦文が差し出された。ふるえる手つきでこれをあけた俊寛は一気に読み下した。
鬼界ヶ島流人赦免のことは正式に決まり、清盛から赦文ゆるしぶみを貰った使者の一行は都を立っていった。宰相は余りの嬉しさに、自分の使いも一緒に旅立たせた。