“赦放”の読み方と例文
読み方割合
しゃほう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男が電車に乗ったころ、女は蒼白い蛙のようになって、床から半身を乗り出し、極度の疲労と凝視との世界から赦放しゃほうされたばかりの荒い肩息を吐いていた。
香爐を盗む (新字新仮名) / 室生犀星(著)