“赦免”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃめん80.0%
しやめん8.0%
みゆるし4.0%
ゆるし4.0%
パルドン4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孫策はくるまに乗って、城門から出てきた。さだめし赦免しゃめんされるであろうとみな思っていたところ彼の不機嫌は前にも増して険悪であった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
筆者は自分と倅英太郎以下の血族との赦免しやめんを願ひたい。もつとも自分は与党よたうられる時には、矢張やはり召し捕つてもらひたい。或は其間そのあひだに自殺するかも知れない。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ロレ はて、明白はっきり素直すなほ被言おッしゃれ。懺悔ざんげなぞのやうであると、赦免みゆるしなぞのやうなことにならう。
「お前も聞いたろうね。恐ろしいことだよ、恐ろしいことだよ、告白もせず、罪の赦免ゆるしもうけないで死んじまうなんて。」
そして窓は、市場や赦免パルドン祭やの開かれるパンポルの古びた灰色の廣場へ面してゐた。