“与党”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よとう60.0%
よたう40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その理由は、さきにわが真田家は、上杉家に隷属れいぞくし、そのよしみを破って、北条家にはしり、また徳川家の与党よとうに変ったということでございましょう。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さればよ。信長卿もご出馬あるので、今度はおそらく、北陸の一向門徒と、上杉謙信のあやつる与党よとう蠢動しゅんどう殲滅せんめつし尽すまでは、われらも帰国相成るまい」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
筆者は自分と倅英太郎以下の血族との赦免しやめんを願ひたい。もつとも自分は与党よたうられる時には、矢張やはり召し捕つてもらひたい。或は其間そのあひだに自殺するかも知れない。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
義貞と与党よたう一類を誅伐ちゆうばつして
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)