“其間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのあひだ53.8%
そのま12.8%
そのあいだ10.3%
そのかん10.3%
そのうち7.7%
そのひま5.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハヾトフは其間そのあひだ何故なにゆゑもくしたまゝ、さツさと六號室がうしつ這入はひつてつたが、ニキタはれいとほ雜具がらくたつかうへから起上おきあがつて、彼等かれられいをする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
連れて我がへ立歸りたり其間そのまに夜もあけければ長兵衞は傳馬町なる平右衞門方へいたり右の次第を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其間そのあいだに村人の話を聞くと、大紙房と小紙房との村境むらざかいに一間の空家あきやがあつて十数年来たれも住まぬ。それは『』がたたりす為だと云ふ。
雨夜の怪談 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
初めから虚偽の報告をする意志が無いと仮定したところで、その不正確な歩合を正確なものとして報告するには、少くとも、其間そのかんに立派に犯罪の動機が成立つ。
葉書 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
いくら乗出しても今度は川へ落ちっこない。其間そのうちにお島は死にかけた魚のように欠伸あくびばかりしている。それが追々乃公に伝染して、乃公も大分睡くなった。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
充分したゝか打叩うちたゝきければ彼の男よこどうたふされしにぞ其間そのひまに又七と共に殘り二人の惡者わるもの散々さん/″\に打叩きける故みなかなはじと散々ちり/″\にげ行けりされば金は取られずまづ無事に其場を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)