“打叩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちたた33.3%
うちたゝ25.0%
ぶちたゝ8.3%
ぶちはた8.3%
ぶったた8.3%
ぶったゝ8.3%
ぶッたゝ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わずか大太皷おおだいこ打叩うちたたきて水声すいせい風声ふうせい等を想像せしむるが如き簡単なる技巧は到底複雑なる西洋オペラの企て得ざる処にして
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
あそすごしてつかすてしとは合點がてんゆかねど其方が打叩うちたゝかれても一言の言譯いひわけさへもせざりしゆゑ如何成いかなる天魔てんまみいりしかと今が今迄思ひ居たるに全く若旦那の引負を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
二つも三つも打叩ぶちたゝかれても黙って居やすんだ、人間の頭には神様が附いて居ますぞ、其処そこを叩くてえ事はねえ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私がぐずぐずしてるとすぐつかまります、捕まって打叩ぶちはたきされて見れば、庄吉は知らぬでも私は貴方あんたが楽しんでる事は知ってるから、義理は済まぬと思いながらもたれては痛いから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
人形使 そ、そんな、尻べたや、土性骨どしょうぼねばかりではらちかねえ、頭も耳も構わずと打叩ぶったたくんだ。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
金のしりぺたを打叩ぶったゝくって、これは妙だのう、そうだが多助さん段々金が貯って来ると使わなくっちゃならない事が出来てくるぜ、交際つきあいいやでもおうでも旨い物を喰い
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そんなけがれた物はおらが口へ入れられねえと云って寄付よせつけねえで打叩ぶッたゝくからそうすると喰物くいものも段々に疲れて来て、そんな事を云わずに何うか少しべい喰ってお呉んなせいといい
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)