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打叩
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うちたた
ふりがな文庫
“
打叩
(
うちたた
)” の例文
僅
(
わずか
)
に
大太皷
(
おおだいこ
)
を
打叩
(
うちたた
)
きて
能
(
よ
)
く
水声
(
すいせい
)
風声
(
ふうせい
)
等を想像せしむるが如き簡単なる技巧は到底複雑なる西洋オペラの企て得ざる処にして
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そのとき、ぴっしりと
打叩
(
うちたた
)
かれた。いつもそんなことをしない女なんだが。
香爐を盗む
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
玄関の障子に
燈影
(
ひかげ
)
の
映
(
さ
)
しながら、
格子
(
こうし
)
は
鎖固
(
さしかた
)
めたるを、車夫は
打叩
(
うちたた
)
きて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
彼女ははじめて目覚めて、鉄のように堅く冷たい重い壁を
繊手
(
せんしゅ
)
をのべて
打叩
(
うちたた
)
いて見た。そしてその反響は冷然と響きわたり、勝手にしろと
吼
(
ほ
)
えた。そのおりには、もう彼女の住む広い胸はなかった。
松井須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
むしろ競売者の
打叩
(
うちたた
)
く
合図
(
あいず
)
の
槌
(
つち
)
の響と共に四散せん事を望みしなり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
啓
(
あ
)
けんとせしに啓かざれば、彼は戸を
打叩
(
うちたた
)
きて
劇
(
はげし
)
く
案内
(
あない
)
す。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
叩
漢検準1級
部首:⼝
5画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀