“打捨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うっちゃ58.8%
うつちや11.8%
うちす9.8%
うちすて3.9%
うちや3.9%
うっちゃっ3.9%
うちゃっ2.0%
うっちゃり2.0%
うつち2.0%
うツちや2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打捨うっちゃるようにいった田代のそのいいかたのかげにすこしの狼狽のほのめくものがあった。そういえば——そういえば昨日きのうでも……
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
人間といふものは、打捨うつちやつておくと、入用いりようのない、下らない事を多く記憶おぼえたがつて、その代りまた大切だいじな物事を忘れたがるものなのだ。
私事わたくしこと人々の手前も有之候故これありさふらふゆゑしるしばかりに医者にも掛り候へども、もとより薬などは飲みも致さず、みな打捨うちす申候まをしさふらふ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
殘念ざんねんに存じいかりの餘り打捨うちすてんと思ひつめたる事由迄ことがらまで委細ゐさいに申立たり又久兵衞は己れが惡巧わるだくみを押隱おしかく是非々々ぜひ/\百兩の云懸いひがかりを通して文右衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そして囲炉裏にほだをくべて、女はそこに打捨うちやらかしたまゝ、自分ひとり煎餅蒲団にくるまつてごろりと横になつた。
丁度花を持って遊ぶ子が、遊びあきてその花を打捨うっちゃってしまうように、貴方はわたしを捨てておしまいなさいました。
これじゃア大人でも泣かずにゃア居られねい、打捨うちゃって置こうもんならおッんでしまうから、長左衛門殿が抱いてけえって訳え話したから、おさなさんも魂消て
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今日の内にも小塚原あたりに打捨うっちゃりになり、江戸お構いの女房の拾いでも遅くも夕方までには隠亡おんぼう小屋の煙りになろうという手筈——だったのが、それがどうだ!
東海道は箱根、木曾街道は碓井うすゐ、この両口りようぐちを堅固に守つて、天下の形勢を見るより外はないといふ、つまり箱根から向う、碓井から先は、むを得ずんば打捨うつちやる覺悟であつたので
兵馬倥偬の人 (旧字旧仮名) / 塚原渋柿園塚原蓼洲(著)
するとうさぎなんおもつたか大急おほいそぎで、しろ山羊仔皮キツド手套てぶくろおとせば扇子せんす打捨うツちやつて、一目散もくさんやみなかみました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)