“手套”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てぶくろ89.7%
マフ3.4%
しゅとう3.4%
マッフ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梅子うめこさん!梅子うめこさん!ぐに手套てぶくろつて頂戴てうだい!』とこゑがして、やがてパタ/\と梯子段はしごだんのぼちひさな跫音あしおとがしました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
カオルは、ハンド・バッグのかわりにもなる、豹の皮の手套マフから右手をぬきだしながら、サト子のほうへ近づいて行った。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
加奈子はすべりかけたショールを胸の辺で右手につかみ止め、あわえりになった花とつるの模様の間から手套しゅとう穿めていない丸い左の手を出して陽に当てて見た。
豆腐買い (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
天鵞絨の服や、貂皮てんがわ手套マッフを着けたセエラは、いつもミンチン女史と並んで先頭に歩かされることになりました。