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手繰
ふりがな文庫
“手繰”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たぐ
93.6%
たく
2.6%
たぐり
2.1%
たくり
0.4%
たぐる
0.4%
てぐ
0.4%
てぐり
0.4%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たぐ
(逆引き)
ふと思ひついて、頭の上を手さぐりして、天井から
斜
(
はす
)
ツかひに引つ張られてゐる紐を掴んで、
手繰
(
たぐ
)
り寄せると、大丈夫手答へがある。
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
手繰(たぐ)の例文をもっと
(50作品+)
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たく
(逆引き)
『来たよ。』と叫びながら、両手にて
手繰
(
たく
)
り始むれば、船頭直ちに、他の一仕掛を挙げ尽し、鈴をも併せ去りて、搦まるを予防しつつ
大利根の大物釣
(新字新仮名)
/
石井研堂
(著)
手繰(たく)の例文をもっと
(6作品)
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たぐり
(逆引き)
「油断じゃないか。北ではまた、南のやつらを、あっといわせようなどと思って、ひっそり、
手繰
(
たぐり
)
をつけていねえとも限らねえ」
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
手繰(たぐり)の例文をもっと
(5作品)
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▼ すべて表示
たくり
(逆引き)
逃げしなに
好
(
い
)
い物を
引
(
ひ
)
っ
手繰
(
たくり
)
なさるが好い。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
手繰(たくり)の例文をもっと
(1作品)
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たぐる
(逆引き)
老人の言葉の尾を長く
手繰
(
たぐる
)
と、尻が細くなって、末は涙の糸になる。ただ男だけにそこまではだまを出さない。久一さんは何も云わずに、横を向いて、岸の方を見た。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
手繰(たぐる)の例文をもっと
(1作品)
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てぐ
(逆引き)
魚屋の
手繰
(
てぐ
)
りものの小鯛、黒鯛、鰺、
魴鮄
(
はうぼう
)
の類はいかにも綺麗に並んで居るが、然し決してカンヷスとテレビンで取扱ふ事の出來るものでは無い。
京阪聞見録
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
手繰(てぐ)の例文をもっと
(1作品)
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てぐり
(逆引き)
母親達はあるいは繭を、あるいは
手繰
(
てぐり
)
の
生糸
(
きいと
)
を、あるいは
乾柿
(
ほしがき
)
を、あるいは
藁
(
わら
)
つとに入れた泥だらけのわさびなどをそっと持ち出して来ては、その三分の一にも値いしないものと交換する。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
手繰(てぐり)の例文をもっと
(1作品)
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手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
繰
常用漢字
中学
部首:⽷
19画
“手繰”で始まる語句
手繰寄
手繰廻
検索の候補
引手繰
手繰寄
踏手繰
一手繰
手繰廻
繰手
“手繰”のふりがなが多い著者
中里介山
吉川英治
林不忘
谷崎潤一郎
野村胡堂
国枝史郎
泉鏡太郎
泉鏡花
佐々木邦
岡本綺堂