『大利根の大物釣（おおとねのおおものつり）』

数日前、船頭の許に、船を用意せしめおきしが、恰も天気好かりければ、大生担、餌入れ岡持など提げ、日暮里停車場より出て立つ。時は、八月の二十八日午后二時という、炎暑真中の時刻なりし。 前回の出遊には、天気思わしからず、餌も、糸女のみなりしに、尚 …

著者	石井研堂
ジャンル	芸術・美術 > スポーツ・体育 > 釣魚 遊猟
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約18分（500文字/分）
朗読目安時間	約29分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

方（あ） 埋（おさ） 鮮（あだや） 逸（ば） 宛（さな） 烟（えん） 角（こう） 夫（か） 縦（はな） 舳（おもて） 頻々（ぴんぴん） 切（きり） 徐（しずか） 急（あせ） 此間（このあいだ） 突（つつ） 解（ほぐ） 鳶（だこ） 出（いで） 如何（どう） 徐々（しずしず） 揺（ゆる） 斯（かか） 漬（ひた） 理（ことわ） 真（ほん） 許（ばかり） 面（おも） 首（かうべ） 中（あた） 全（まる） 分（ぶん） 圧（おし） 如何（いかが） 尋（ひろ） 彼（あ） 扇（あお） 指（ゆび） 湛（ただよ） 漁火（ぎょか） 舷（げん） 行（や） 其様（そん） 処々（しょしょ） 受合（うけあい） 叢（むら） 咄（はな） 四辺（しへん） 射（い） 左右（さゆう） 左様（そう） 己等（おいら） 当歳（でき） 忙（いそが） 手繰（たく） 拭（ぬぐ） 拱（こまね） 提（ひっさ） 敵（かな） 暴（あら） 気（け） 河辺（かへん） 環（かん） 痲（りん） 神（しん） 経（へ） 荘重（そうじゅう） 金蛇（だ） 餌（え） 介錯（かいしゃく） 他人（ひと） 兎（と） 半天（はんてん） 危懼（きく） 右手（めて） 吃度（きっと） 否（いな） 呉（く） 品匡（しなばこ） 嚥下（えんか） 寧（むし） 対手（あいて） 屋舎（おくしゃ） 岡持（おかもち） 左手（ゆんで） 延（の） 強談（ごうだん） 強請（ゆすり） 彼是（かれこれ） 急（せ） 恰（あたか） 愈（いよいよ） 戕牁（かし） 抄（すく） 投綸（とうりん） 折角（せっかく） 撚（よ） 擒縦（きんしょう） 方（かた） 暗中（あんちゅう）