“河辺”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かわべ58.3%
かへん16.7%
かべ8.3%
かわべの8.3%
かわべり8.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河辺かわべに立って岸と岸との間を眺めていると、水の量が泥の量より少いくらい濁ったものが際限なく押し寄せて来る。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なんでも、そこは河辺かわべのようなのしげったあいだに、いたや、たけむすびつけて、そのうえくさ
なくなった人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
喜びて共に河辺かへんに至る。
大利根の大物釣 (新字新仮名) / 石井研堂(著)
吾人の蒐集品しゅうしゅうひん中にてその一例を求むれば、空に連なる薄暗き夜の山は濃き紫に、前方なる河水かすいは黒き藍色にいろどられたり。この河辺かへんたたずめる婦女の衣裳を見るに、薄桃色にぼかされし木立こだち裾模様すそもようは月光を浴びたるさまを見せんとて薄青く透き通るやうに描かれたり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ですから、青梅鉄道という十数マイルの私設の小鉄道の電車が、青梅の宿から東へ、次の河辺かべという駅まで走る途中、東北の方を車窓から見ると、そこに地平線の立つ一カ所がある。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
京都にある河辺かわべの庄司行平から早打ちが到着した。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此処には利根川の支流えだがわがあり、其の河辺かわべりに松の木が五六本生えて居りまして、用水が流れて居り。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)