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河辺
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かわべ
ふりがな文庫
“
河辺
(
かわべ
)” の例文
二人
(
ふたり
)
は、だんだん
年
(
とし
)
をとるにつれて、
河辺
(
かわべ
)
を
歩
(
ある
)
いているときも、
水
(
みず
)
に
映
(
うつ
)
った
自分
(
じぶん
)
の
姿
(
すがた
)
に
気
(
き
)
をとめてながめるようになりました。
木と鳥になった姉妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
昭青年はこれを機として
落髪
(
らくはつ
)
して僧となり、別に
河辺
(
かわべ
)
に
鯉魚庵
(
りぎょあん
)
を開いて
聖胎長養
(
せいたいちょうよう
)
に入ったが、将来名器の噂が高い。
鯉魚
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
イスラエルの人民が泣きぬれてバビロンの
河辺
(
かわべ
)
に立ったとき、あの月は
竪琴
(
たてごと
)
のかかっているヤナギの木のあいだから、悲しげにそれをのぞいたこともあるのです。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
原料にはよらなかったのである。秋田県
河辺
(
かわべ
)
郡のネリガユは、
粃米
(
しいな
)
の粉であってこれを
午食用
(
ひるめしよう
)
に供し、三重県南海岸のネリゲはまた蕎麦粉であった。この地方に行わるる
茶揉
(
ちゃも
)
み唄に
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
河辺
(
かわべ
)
に立って岸と岸との間を眺めていると、水の量が泥の量より少いくらい濁ったものが際限なく押し寄せて来る。五万年は
愚
(
おろ
)
か、一二カ月で河口はすっかり
塞
(
ふさ
)
がってしまいそうである。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
金持
(
かねも
)
ちは、
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
て
河
(
かわ
)
のほとりへいってみますと、どこの
河辺
(
かわべ
)
も
人
(
ひと
)
でいっぱいでありました。みんな
金色
(
こんじき
)
の
魚
(
うお
)
を
捕
(
と
)
らえようとしているのです。
金の魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
河辺
(
かわべ
)
には、
毎日
(
まいにち
)
幾
(
いく
)
百
人
(
にん
)
ということなく、
無数
(
むすう
)
の
人々
(
ひとびと
)
が
両岸
(
りょうがん
)
に
並
(
なら
)
んで
釣
(
つ
)
りをしました。そして、
金色
(
こんじき
)
の
魚
(
うお
)
を
自分
(
じぶん
)
が
釣
(
つ
)
ろうと
思
(
おも
)
ったのでありました。
金の魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
河辺
(
かわべ
)
へゆくと
多
(
おお
)
くの
人々
(
ひとびと
)
が、
口々
(
くちぐち
)
に
金色
(
こんじき
)
の
魚
(
うお
)
は、まだ
釣
(
つ
)
れないだろうかといっていました。
金の魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこは
河辺
(
かわべ
)
のような
木
(
き
)
のしげった
間
(
あいだ
)
に、
板
(
いた
)
や、
竹
(
たけ
)
を
結
(
むす
)
びつけて、その
上
(
うえ
)
を
草
(
くさ
)
や、わらでふいた
哀
(
あわ
)
れな
小屋
(
こや
)
の
中
(
なか
)
に、七つか八つになった
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
が、すみの
方
(
ほう
)
にぼろにくるまって、あの
人形
(
にんぎょう
)
をたいせつに
なくなった人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
“河”で始まる語句
河岸
河
河童
河内
河豚
河原
河鹿
河馬
河水
河獺