“河獺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわうそ87.0%
かはうそ8.7%
かわおそ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうやら一行の大将は、二人目にいた襟に河獺かわうその毛皮をつけたシュウシュウ鳴る立派なインバネスを着た大兵肥満の人物らしかった。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いと近く立てるグラッフィアカーネ、脂にまみれしその髮の毛を鐡搭くまでにかけ、かくして彼をひきあぐれば、姿さながら河獺かはうそに似たりき 三四—三六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
今まで受けたこともないような河獺かわおそえりつき外套や、臘虎らっこのチョッキなどに、お島は当素法あてずっぽうな見積を立てて目の飛出るほどの法外な高値を、何の苦もなく吹きかけたのであった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)