“両岸”のいろいろな読み方と例文
旧字:兩岸
読み方割合
りょうがん53.3%
りやうがん20.0%
もろぎし13.3%
りょうぎし13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その相迫りて危く両岸りょうがんの一点に相触れんとするあたり八見橋やつみばし外濠そとぼりの石垣を見せ、茂りし樹木のあいだより江戸城の天主台を望ませたり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
つもる雪もおなじく氷りて岩のごとく、きしの氷りたるはし次第しだいに雪ふりつもり、のちには両岸りやうがんの雪相合あひがつして陸地りくちとおなじ雪の地となる。
街堀まちぼりは柳しだるる両岸もろぎし汲水場くみづ水照みでりおだに焼けつつ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
川の両岸りょうぎしは少し高くなって、流を見おろす位置でしばらく歩いた。そこの両岸は石垣で堅めてある。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)