ドナウ源流行ドナウげんりゅうこう
この息もつかず流れている大河は、どのへんから出て来ているだろうかと思ったことがある。維也納生れの碧眼の処女とふたりで旅をして、ふたりして此の大河の流を見ていた時である。それは晩春の午後であった。それから或る時は、この河の漫々たる濁流が国土を …
作品に特徴的な語句
じい じか 陽炎ようえん 背嚢ルックサック たず 処女しょじょ 田鼠もぐら おの 両岸りょうぎし 吉野えしぬ ちぎ さかり 童女どうじょ 草野ウィゼ きび あた うね 一夜いちや かみ 下手しもて 姿なり さち かた 御国おくに ゆびさ まく 書物しょもつ 板間いたま こん 業房ラボラトリウム 民顕ミュンヘン ながれ 燻肉くんにく 画方がほう すぐ おぼ かど がん 麺麭ぱん 一体いったい 一帯いったい 不破ふわ 人馬じんば 今度こんど 伐木ばつぼく 会釈えしゃく 何向なにむき 利生りしょう いきおい ひる 呉底ゴオト ついば 国土こくど 大凡おおよそ 大河たいが てん 安気あんき さび 寝衣ねまき はざま 川上かわかみ 川下かわしも 弾機ばね 御名みな 怪訝けげん いき 恵和けいくわ 手巾ハンケチ つか 昨夜ゆうべ 昨日きのう 暗指あんじ 暮靄ぼあい 曇貞どんじょう 最澄さいちょう 染々しみじみ 業房ぎょうぼう 様々さまざま 死骸しがい こわ みず 深淵しんえん 湖水こすい 漆塗うるしぬり 無聊ぶりょう 玻璃はり 甘寝うまい 畏多おそれおお ほぼ しわ 目金めがね 眩暈めまい 睦仁むつひと 石臼いしうす