“湖水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こすい41.5%
みずうみ29.3%
こすゐ14.6%
うみ7.3%
みづうみ7.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舟にそれを乗せて湖水こすい水葬すいそうしたことなどを思いうかべて、まだ子をたずねる母、たずねらるる子は、しあわせであるように考えられた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山の一方が低くなって樹木の梢と人家の屋根とにその麓をかくしているあたりから、湖水みずうみのような海が家よりも高く水平線を横たえている。
冬日の窓 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
のみ足を投出し居るに九郎兵衞是を見て嗚呼御前おまへうらやましいわしは今此湖水こすゐに身を投やうか此帶で首をくゝらうかと思ひ居たりと云ふを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
で、しばらく待っていると、そこへお前さんとあの人とが、湖水うみから上って来たものです。そこで鼬を放したというものだ
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
山の一方が低くなつて樹木の梢と人家の屋根とに其麓をかくしてゐるあたりから、湖水みづうみのやうな海が家よりも高く水平線を横たへてゐる。
冬日の窓 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)