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湖水
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こすゐ
ふりがな文庫
“
湖水
(
こすゐ
)” の例文
呑
(
のみ
)
足を投出し居るに九郎兵衞是を見て嗚呼
御前
(
おまへ
)
は
羨
(
うらや
)
ましい
私
(
わし
)
は今此
湖水
(
こすゐ
)
に身を投やうか此帶で首を
縊
(
くゝ
)
らうかと思ひ居たりと云ふを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
角
(
かど
)
のパレエの
大時鐘
(
おほどけい
)
、七時を打つた——
都
(
みやこ
)
の上に、
金無垢
(
きんむく
)
の
湖水
(
こすゐ
)
と見える西の
空
(
そら
)
、雲
重
(
かさな
)
つてどことなく、
雷
(
らい
)
のけしきの東の空。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
さて狐
善
(
よ
)
く氷を
聴
(
きく
)
と
言
(
いふ
)
事、
酉陽雑俎
(
いうやうざつそ
)
に見ゆ。こは本朝にても今猶
諏訪
(
すは
)
の
湖水
(
こすゐ
)
は狐
渉
(
わたり
)
しを
視
(
み
)
て人
渉
(
わた
)
りはじむ、
和漢
(
わかん
)
相同じ。狐の火を
為
(
な
)
す
説
(
せつ
)
はさま/″\あれどみな
信
(
うけ
)
がたし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
工事
(
こうじ
)
の
場所
(
ばしよ
)
は
霞
(
かすみ
)
ヶ
浦
(
うら
)
に
近
(
ちか
)
い
低地
(
ていち
)
で、
洪水
(
こうずゐ
)
が一
旦
(
たん
)
岸
(
きし
)
の
草
(
くさ
)
を
沒
(
ぼつ
)
すと
湖水
(
こすゐ
)
は
擴大
(
くわくだい
)
して
川
(
かは
)
と
一
(
ひと
)
つに
只
(
たゞ
)
白々
(
しら/″\
)
と
氾濫
(
はんらん
)
するのを、
人工
(
じんこう
)
で
築
(
きづ
)
かれた
堤防
(
ていばう
)
が
僅
(
わづか
)
に
湖水
(
こすゐ
)
と
川
(
かは
)
とを
區別
(
くべつ
)
するあたりである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
天龍
(
てんりゆう
)
刀根
(
とね
)
湖水
(
こすゐ
)
の
渡
(
わた
)
り
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
▼ もっと見る
余
(
よ
)
が
友人
(
いうじん
)
これをみたるをきゝしに、かの西遊記にしるしたるつくしのしらぬ火とおなじさまなり。近年
湖水
(
こすゐ
)
を北海へおとし新田となりしゆゑ、
湖中
(
こちゆう
)
の万
燈
(
とう
)
も今は
人家
(
じんか
)
の
億燈
(
おくとう
)
となれり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
余
(
よ
)
が
友人
(
いうじん
)
これをみたるをきゝしに、かの西遊記にしるしたるつくしのしらぬ火とおなじさまなり。近年
湖水
(
こすゐ
)
を北海へおとし新田となりしゆゑ、
湖中
(
こちゆう
)
の万
燈
(
とう
)
も今は
人家
(
じんか
)
の
億燈
(
おくとう
)
となれり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
我国
蒲原郡
(
かんはらこほり
)
に
鎧潟
(
よろひがた
)
とて(里言に湖を潟と云)東西一里半、南北ヘ一里の
湖水
(
こすゐ
)
あり、毎年二月の中の午の日の夜、酉の下刻より丑の刻頃まで水上に火
燃
(
もゆ
)
るを、里人は
鎧潟
(
よろひがた
)
の万燈とて
群
(
あつま
)
り
観
(
み
)
る人多し。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
我国
蒲原郡
(
かんはらこほり
)
に
鎧潟
(
よろひがた
)
とて(里言に湖を潟と云)東西一里半、南北ヘ一里の
湖水
(
こすゐ
)
あり、毎年二月の中の午の日の夜、酉の下刻より丑の刻頃まで水上に火
燃
(
もゆ
)
るを、里人は
鎧潟
(
よろひがた
)
の万燈とて
群
(
あつま
)
り
観
(
み
)
る人多し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
湖
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“湖水”で始まる語句
湖水縁
湖水街
湖水々々
湖水地方