“呑”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
92.6%
のん2.3%
のみ1.7%
1.7%
のま0.8%
どん0.3%
のう0.3%
フク0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“呑”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.1%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行2.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
いつもは規定として三膳食べるところを、その日は一膳で済ましたあと、梅干を熱い茶の中に入れてふうふう吹いてんだ。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おどろいて周囲を見まわすと、どうでしょうか、四方にはまだ四ひきの毒蛇がいて、今にも旅人をもうとしています。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
「兄貴ののん気にも、泣かされますな。すこしは、舎弟の身にもなってもらいたい。小林殿に対して、じつに顔向けならん仕儀だ。」
口笛を吹く武士 (新字新仮名) / 林不忘(著)
のんで居ても彼奴きゃつ娘の血をうて居るわと蔭言かげごとされ、流石さすが奸物かんぶつ此処ここ面白からず
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
突拍子とっぴょうしもない話である。日本人の名誉にかかわるとはいかなる事件が起きたのか、私には皆目かいもくのみこめない。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
とゝさんはのみぬけ、いまだに宿やどとてもさだまるまじく、はゝ此樣こんになつてはづかしい紅白粉べにおしろい
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
鄭吉炳 なんだ、臭いと思ったら、爺さん、早いとこってやあがら。さ、出かけよう。すこしパンフレットを持って行こう。
「一風呂浴びて来て、飲み直しじゃ。今夜こよい徹宵てっしょうるも面白かろう。湯から上って来るまでに、娘を伴れてきておけ。湯壺へは、誰も来るでないぞ。」
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
嗚呼ああ! 何故あの時自分は酒をのまなかったろう。今は舌打して飲む酒、呑ばい、えば楽しいこの酒を何故飲なかったろう。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
お源は亭主のこの所為しょさに気をのまれて黙って見ていたが山盛五六杯食って、未だめそうもないのであきれもし、可笑おかしくもなり
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
泉岳寺の寺僧で、一人は一どんといい、一人は石獅せきしという者だった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どんも石獅も、思わず居住居いずまいを直した。この臭気も又、忠誠から発するにおいであったかと心を打たれたからである。忠義は、赤穂藩だけのものではなかったと思った。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それではさあけのうまずにみずうを呑むぅとやるか。」その年よりが云いました。
ポラーノの広場 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
之を喩えば人を密室に幽囚し、火をつまませ熱湯をフクませて、苦し熱しと一声すれば、則ち之を叱して忍耐に乏しき敗徳なりと言うに異ならず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)