“久留米絣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くるめがすり96.6%
くるめかすり3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶店の床几(しょうぎ)で鼠色(ねず)羽二重(はぶたえ)の襦袢(じゅばん)の襟(えり)をした粗(あら)い久留米絣(くるめがすり)の美少年の姿が、ちらりと動く。今日は彼は茶店の卓で酒を呑(の)んでいるのだ。
桃のある風景 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「ああ、来た。久留米絣(くるめがすり)かなんかの羽織と着物と同じなのを着た。さっぱりした人よ。あの人よ、この間鳥安(とりやす)に連れて行ってくれた人」
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
ほどなく警察から落とし物が発見されたという通知に接したので行って見ると、そこに拾い主であるという久留米絣(くるめかすり)の袷(あわせ)を着た十五、六歳の少年が立っている。
淡紫裳 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)