“茶呑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃの62.5%
ちゃのみ37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葉子さん、椅子いす茶呑ちゃのみ台とを庭へ持ち出して、ベレイなんかかぶって、原稿書いてましたよ。僕が行くと、警戒したようでしたが、お金は欲しいらしいんです。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
たとい女子供に至るまで茶呑ちゃのばなしにてもかれこれのうわさは一切いたすまいぞ、とのお触れだ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
薬の客に出す為に特に焼かせたという昔の茶呑ちゃのみ茶椀から、達雄が食った古雅な模様のある大きな茶椀まで、大切に保存してあった。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
となりにならんでいる女の子と、副食物おかず分配わけっこの相談までしてあったのに——机の上には、新らしい小さな箸箱はしばこ茶呑ちゃのみ茶碗が出ている——