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茶呑
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ちゃのみ
ふりがな文庫
“
茶呑
(
ちゃのみ
)” の例文
薬の客に出す為に特に焼かせたという昔の
茶呑
(
ちゃのみ
)
茶椀から、達雄が食った古雅な模様のある大きな茶椀まで、大切に保存してあった。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
となりにならんでいる女の子と、
副食物
(
おかず
)
の
分配
(
わけ
)
っこの相談までしてあったのに——机の上には、新らしい小さな
箸箱
(
はしばこ
)
と
茶呑
(
ちゃのみ
)
茶碗が出ている——
旧聞日本橋:04 源泉小学校
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
例えば一本の注射器さえあれば、自分の腕の静脈からだって、
茶呑
(
ちゃのみ
)
茶碗に一杯位の血は取れる。それをうまく塗り拡げたら、あの浴衣の血痕なぞ造作なく
拵
(
こしら
)
えられるよ。
鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
呑
漢検準1級
部首:⼝
7画
“茶呑”で始まる語句
茶呑茶碗
茶呑咄
茶呑臺
茶呑話
茶呑談