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茶呑
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ちゃの
ふりがな文庫
“
茶呑
(
ちゃの
)” の例文
葉子さん、
椅子
(
いす
)
と
茶呑
(
ちゃの
)
み台とを庭へ持ち出して、ベレイなんか
冠
(
かぶ
)
って、原稿書いてましたよ。僕が行くと、警戒したようでしたが、お金は欲しいらしいんです。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
たとい女子供に至るまで
茶呑
(
ちゃの
)
み
噺
(
ばなし
)
にてもかれこれのうわさは一切いたすまいぞ、とのお触れだ。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
やさしい眼をぱちりぱちりと
瞬
(
またた
)
いて、今度は阿賀妻が聞き手にまわっているのである。
掌
(
てのひら
)
の中で、
虧
(
か
)
けた
茶呑
(
ちゃの
)
みの陶器をいつくしむように
撫
(
な
)
でまわし、微笑をもって
頷
(
うなず
)
いていた。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
下宿からは、さしあたり必要な古火鉢や
茶呑
(
ちゃの
)
み
茶碗
(
ぢゃわん
)
、雑巾のような物が運ばれ、父親は通りからランプや
油壺
(
あぶらつぼ
)
、七輪のような物を、一つ一つ買っては
提
(
さ
)
げ込んで来た。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
そして眠ったかと思うと、そこへ
茶呑
(
ちゃの
)
み
咄
(
ばなし
)
に来ている宿の
内儀
(
かみ
)
さんと女との話し声が耳に入った。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
呑
漢検準1級
部首:⼝
7画
“茶呑”で始まる語句
茶呑茶碗
茶呑咄
茶呑臺
茶呑話
茶呑談