“の”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
語句割合
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(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくら聞かれても曖昧な返事ばかりしていて、最後に退きならないところまで来てしまってから、強情を張り出した点であった。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
謹慎中も同志うち寄って盛んに宇内の形勢を論じて、酒をんで時には夜を徹したものであるけれども、母は少しもわれなかった。
青年の天下 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
て口きゝ玉うにも物柔かく、御手水温湯椽側て参り、楊枝の房少しむしりて塩一小皿と共に塗盆僅計の事をさえ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それでも筆と紙がいっしょにならない時は、撮んだ顎を二本の指でして見る。すると縁側で文鳥がたちまち千代千代と二声鳴いた。
文鳥 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
若者は、近所わりに、手綱とくつわをってにつけますと、さっそくそれにって、またずんずんいて行きました。
一本のわら (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
いと申せば女ほど脆いはござらぬ女を説くは知力金力権力腕力この四つをけて他に求むべき道はござらねど権力腕力はい極度
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
僕は頭痛のはじまることを恐れ、枕もとに本を置いたまま、○・八グラムのヴェロナアルをみ、とにかくぐっすり眠ることにした。
歯車 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そして淡巴菰の火が消えているのに気がいたようにして、足許の燃えさしに吸いつけてむ。村の男はそのさまをじろじろと見る。
そらくした! を、う、るくなる、此時して自分不幸とははなかつた。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
平生からるものはるが、心優しい衣絵さんは、それでもがつて、存分かしてむやうにとつた厚情なのであつた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
又は八方に爪をばし、翼を広げて、も大道のの如く、又は眼に見えぬ黴菌の如く、死ぬが死ぬまでも人間に取り付いております。
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
横笛今は心を定め、ほとほととを音づるれども答なし。玉をべたらん如き纖腕るゝばかりに打敲けども應ぜんはひも見えず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
祭神は倉稲魂神となっているが、之は式内社の伊氐波神社であるから、前にべたようにイチハノ神を祀ったものと思うのである。
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「その用向の大体は」というから「実はラサ府に容易ならぬ病人があってその病人にませる薬を急いで買いに行かなければならぬ。 ...
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
不意に陽がかげって頭の上へをせられたような気がするので、っているから落ちないように注意しながら空を見た。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
れるへて極彩色金屏風るがく、秋草模樣は、紫苑りて、とともにへり。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
がたといひして、土地樣子からその性質べて、そこに青々した野菜を、印象深くつかんで、してゐます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ややんじたところへ多喜子が来たのも、小さい新しい一つの刺戟であるというらしいびやかな、とらえどころのない雰囲気である。
二人いるとき (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
單純なレウマチス頭痛ではあつたが、平生から神經質であつたので、かり醫者んでもなか/\なほらない。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
ここより別るるものは勇蔵が前に来て慇懃にその無事と好運とを祈り、中には涙にれて、再びい見ぬもののごとく悲しき別れをぶるもありき
空家 (新字新仮名) / 宮崎湖処子(著)
いかに感情の激越を表現するのでも、ああまでぶざまに顔を引きめたり、唇を曲げたり、ったり、もがいたりしないでもいい。
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
がすな!」という、五郎蔵の、烈しい声が響いた。瞬間に、乾児たちが、再度、四方から、左門へ斬りかかって行く姿が見えた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
すかして見ると春の日影は一面にし込んで、射し込んだまま、がれずるを失ったような感じである。中には何も盛らぬがいい。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
宋主が寂照を見たまうに及びて、我が日本の事を問いたもうたので、寂照は紙筆を請いて、我が神聖なる国体、優美なる民俗を答えべた。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
うお勤めを致しましたのも、に旦那さまのお蔭さまと蔭ながら申暮して居りました、当年もまた相変らずお願い申します
『断然元子を追ひ出してを奪つて来る。しくつても節操がなくつてもの方がい』といふ感が猛然と彼の頭にぼつた。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
苗のまだびない花畑は、その間の小径も明かに、端から端まで目を遮るものがないので、もう暮近いにも係らず明い心持がする。
百花園 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ことに自分の今べんとすることは、日本に関することではないか、この点については僕は確かに彼らにれている。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
実は私の方でもあの通り速記者もたのんであります、ご答弁は私の方の機関雑誌畜産友に載せますからご承知を願います。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
要するにガラス絵といっても、少しも他の油絵や、水彩と変わりなく充分の写実力を養ってちでないと面白い芸術品は出来ないでしょう。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
衒学的な中性女そのまゝな口振りがり移って、うぶ毛の口髭さえ面影に浮ぶのを醜いものにわたくしは感じ取りましたが
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ここにそのぎし八尺勾璁、鏡、また草薙の劒、また常世の思金の神、手力男の神、天の石門別の神を副へ賜ひてりたまはくは
布施きてかず率行きて天路らしめ 〔巻五・九〇六〕 山上憶良
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かつて、山神の奉行した時、参詣を谷へ蹴込んだり、とった、大権威の摂理太夫は、これから発狂した。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それは赤外線も、吾々が赤を識別できると同様、アリアリと眼にるからだ。しかし彼女は危険を感じて、吾々の眼には見えない赤外線標的を撃つことからがれた。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
例の場所にて釣りたらば、水は浪立ずして、したる如く、船も竿も静にて、毛ほどのりも能く見え、殊に愛日を背負ひて釣る心地は、好かるべし。
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
北固山は韓世忠兵を伏せて、兀朮を破るのたり。其詩またう可き劉文貞公の墓を詠ずるの詩は、に自己の胸臆ぶ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
言葉が順当に運ばれて、作歌感情の極めて素直にあらわれた歌であるが、さればといって平板に失したものでなく、うべきところは決してがしてはいない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
が、秋三の冷たい微笑を思い出すと身体がんで固まった。彼は秋三に追いついて力限り打ちめしてしまいたかった。恋人との婚姻もこのまま永久に引き延ばしていたかった。
南北 (新字新仮名) / 横光利一(著)
半分から上は消えるように隠れてしまって、枝をひろげた梢は雲にる妖怪のように、不思議な形をしてただ朦朧と宙にかんでいるばかりです。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
鯖折りというのは、よくは知らないが、けざまに躯を二つに折られるのらしい。無理をすると背骨が折れてしまうので、ときに禁手にされるほど猛烈なものである。
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それからいて心臟軍人が、眞紅天鵞絨座布團に、王樣せてつてました、壯麗行列總殿には、心臟王樣女王樣とがらせられました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
一日の生活のある一片を捉えるのもいゝし、ある感情の波動をべるのもいゝし、ある思想に形を与えるのもいゝし、人と人との会話のある部分を写すのもいゝと思う。
文章を作る人々の根本用意 (新字新仮名) / 小川未明(著)
さ。をグッとほして、度胸をおつけなさいよ、度胸をね。——お前さんのような退
八寒道中 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
現在七つのうち二つははなはだ痩せ衰えているから、三太太は暇があると母兎を捕えて、小兎を一つ一つ順番に腹の上に並べて乳をませた。
兎と猫 (新字新仮名) / 魯迅(著)
呼んだと言っていた。……僕は泊ったりすることはないが、……お宮というのは何様か、僕は知らないが、……
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
天八達之衢に居り、その鼻長さ七咫脊の長さ七尺云々、また口尻明り耀れり、眼は八咫鏡の如くして、赩然赤酸醤れり、すなわちの神を遣して往きて問わしむ、時に八十万の神あり
原の雲も青ざめて
春と修羅 第二集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
飛出しざまプッツリと菅笠の上から糸経を着ている肩先へ斬込まれ、アッといいながら前へめる時、手綱が切れましたゆえ馬は驚きバラ/\/\と花野原を駆出し逃げてく。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今しも八面鉄刀に囲まれて、くも退くも出来ない危地に墜ちた二人の虚無僧は、居竦みのまま、八、九本の切ッ先に五体蜂の巣とされるであろうと思われた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(——これでは家老の藤井紋太夫とは、まったくうらはら、合わないでにされたはず……)
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
江丸とは、反古新聞されてつたで、はじめ、大佐一行せて一大帆前船、あゝ、あのも、かの理由で、海岸にあらずなつたかと
しからずんば、いたずらに筆をりて賛美の語をべ、もって責めをぐ。輓近の文士往々にしてしかり。これ直諛なるのみ。余のはなはだ取らざるところなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その夜から御床も別々にべました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
なに知らず 乞ひむけはひ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
がれよ、こゝに万物は、べてぞ、日はかむ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
この歌の結句は、「崩岸辺から駒のはども人妻ろをまゆかせらふも」(巻十四・三五四一)(目ゆかせざらむや)のに似ている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
下毛野みかもの小楢目細ろはたむ 〔巻十四・三四二四〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
その兄をりて、「一つには天皇にまし、一つには兄弟にますを、何ぞは恃もしき心もなく、その兄をりまつれることを聞きつつ、驚きもせずて、に坐せる」
かれその國主の子心奢りて、りしかば、その女人の言はく、「およそ吾は、になるべき女にあらず。吾がの國に行かむ」といひて、すなはちびて船に乘りて、逃れ渡り來て
やがて、ろい、けたやうな返事をしながら、房一の湯上りでよけい赤紅く輝く顔がのぞいた。彼はゆつくりと兵児帯をまきつけてゐた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
ろい、ゆつくりした口調で声をかけながら、彼等はおづおづと高間医院の玄関を入つて来る。彼等は医者に診てもらふためにわざわざ河原町へ出て来るのではなかつた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
・けさは水音、よいことありさうな
其中日記:06 (六) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
外では雪がこんこんこんこん降り、酒呑みに出掛けた人たちも、停車場まで行くのはやめたらうと思はれたのです。
耕耘部の時計 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
姿が華奢だと、女一人くらいは影法師にしてに吸込みそうな提灯のさだから、一寸皆声をんだ。
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
るに静御前義経公に別れ給いし妄念にや夜な夜な火玉となりて右井戸よりし事三百年そのおい飯貝村に蓮如上人諸人を化益ましましければ村人上人を相頼静乃亡霊を
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
見ると女の荷物を担いだ赤帽が背後に立っていました。だからあの駅で乗車ったんですよ
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
く、君子らざる(五二)して、ぶと。縲紲るにり、(五三)らず。(五四)夫子(五五)感寤し、へり、るなり。
と、いきなり段の口へ、青天の雷神めったように這身で大きな頭を出したのは、虎の皮でない、木綿越中の素裸——ちょっと今時の夫人、令嬢がたのために註しよう——唄に……
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
槎枒たる老躯をべ臥した 一株の梅
山果集 (旧字旧仮名) / 三好達治(著)
例の如く江戸時代の渋味を大切に、皺の間に保存しておくような顔での足には大きな繻子の袋をせて、外見を防いでいる。見るから感じのおだやかなお婆さんである。三味線は清子である。
美音会 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
金目貫白鮫巻の短いを差し、黒染の絹の袖には、白く、三ツの紋所が抜いてあった。——三ツ扇は誰も知る松平左京之介輝高の紋だ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まあお待ち。お前さんたら馬鹿馬鹿しい。何もそんなに喧嘩腰にならなくたっていいじゃないの。ねえ万ちゃん。いったいどこへ行ったの。そんなに、いいがどこかへ掛かってんの」
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
訪ふものはつくし
氷島 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
その度に寝台を下りて、暗い旅の窓の側で仏蘭西の煙草なぞをんで見て、た寝台に上ったことを思い出した。何時の間にか彼の心は谷中の家の方へ行った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そなわし、時わかずこれを試み給うや、いつまで汝われに眼を離さず我がむ間も我を捨て置き給わざるや
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
「亭主、一杯くれ。面倒だから大きなで」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『類聚名物考』三三七に『輟耕録』から引いて、趙生なる者貧しく暮す、一日木を伐りに行って大きな白蛇がまんとするを見、逃げ帰って妻に語ると白鼠、白蛇は宝物の変化だろうと思い
又も無限の時空を抱擁しつつ、彼の頭の上にしかかって来るのを、ジリジリと我慢しながら……どこか遠い処で、ケタタマシク吹立てていた非常汽笛が、次第次第に背後に迫って来るのを
木魂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼のべ伝える心理に随順する、新鮮な精神、若い精神、世俗の灰汁に染まない精神、もしくは洗い磨かれ、悲しみの涙に潤うた心——青年や、貧しい境遇に泣く人や
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
が、秀吉が、かくも沁々、真面目に心事を語るのは、めずらしいことだった。それは彼が、いまや天下にさん抱懐ぶるに当って、この年の初めを、まさに重大な岐機と見
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前条には信念と題してに虎を神また使い物として崇拝する事を述べたが、ここには民俗てふ広い名の下に虎に係る俗信、俗説、俗習を手当り次第べよう。
そのんびりとした屈託のない長さは、海の水平線を除けば、およそ本邦において肉眼をもって見られ得べき限りの最大の線であろう。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
次に久米摩伊刀比賣、次に伊呂比賣、次に葛城長江曾都毘古は、玉手の臣、的の臣、生江の臣、阿藝那の臣等が祖なり。また若子の宿禰は、江野の財の臣が祖なり。
おいとへてかしすほどのろさ、くてらば千歳くしきぬべうぞえし。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しかしそれは誰かもうこの世にはいない元丸の内勤めのサラリーマンの迷える魂が、仮りに新聞紙にり移って、懐しい想い出多い深夜のビル街を散歩しているようでもあった。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
左右の肋骨をも引き寄せて体を代る代る左右に曲げ、その後部をめる中、その一部(第三図)また自ら或る凸起にり掛かると同時に、体の前部今まで曲りおったのが真直ぐに伸びて
「どこに」と孤堂先生は足をえる暇もなく、そのまま日和下駄の前歯を傾けて背延をする。先生の腰が中心を失いかけたところを、後ろから気の早い文明の民がしかかる。先生はのめった。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ほんの教育雑誌のようなものにったものですから、論文も、名も出ないでしまって、残念だからって、一生懸命に遣ってますの。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
唯之をぶれば、心り、樂し。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
伝右衛門は、れながら、とうとう、彼を捕えて、罰杯として、大きなでのませた。十郎左は、るように、坐って
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、幾人もいる肉襦袢らのれから、っているしました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれども其処に部落でも発達すれば、やがてそれが地名となり沼をも其名で呼ぶようになること、野尻湖の如き例が示す通りである。野は即ちの音に充てたものに外ならない。
上州の古図と山名 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
マーキュ はて、ではない、にしても脂肪滿ったではなうて、節肉祭式肉饅頭はぬうちから、びて、びて……
その心悠々として常に春がすみのたなびけるごとく、胸中に一点の物無うして人我の別定かならぬのみか、往々にして個人の輪郭消えて直ちに動植物と同化せんとし、春の夕べに庭などに立ちたらば
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「ああじれッたい! あんなを見ると、また山の中が嫌になるもんだねえ……」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これによって、われら守護する逗留客は、御自分の方から、この邸を開いて、もはや余所立退くじゃが。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
伊藤五がおどろいて、そのをぬいて清盛へもって行ってせますと、みの二もあるのみのようなやじりがついていました。清盛はそれをたばかりでふるえがって
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
アブラハム、壇を築き、柴薪をならべ、その子イサクを縛りて、を壇の柴薪の上にせたり。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
ここに大伴等が祖の命、久米等が祖大久米の命二人、兄宇迦斯びて、りていはく
「あるか、脚の早いが?」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それだけでは何の本だかみ込めないらしく、中味を二三ペエジめくつてみて、やつと自分達にはとても解りさうにない本だといふ事だけが解つたらしかつた。
その神のりたまはく、「をよく治めばよくともどもに相作り成さむ。もし然あらずは、國成りけむ」
少しの貰い物もある、処が小遣や着る物は皆私に預けて少しも無駄遣いはせんで、私の手許に些少は預りもあり、私も永く使った事だから、給金の心得でけて置いた金も有るじゃ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
放翁告帰(退官して隠居すること)の三年、舎東の茀地(草の生ひしげる土地)を闢く。南北七十五尺、東西或ひは十有八尺にしてび、或ひは十有三尺にして縮まる。
小国寡民 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
やゆっくり拝みねえッて、みかかった坊主を一人引捻ってめらせたのに、片膝を着いて、差つけて見せてやった。どうしてったもんじゃあねえ。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
室に入り来てまず四周と人々を見廻し地板に坐り両掌を地板にせ、また諸方に伸ばして紙や麪包小片を拾い嗅ぐ事猴のごとし、この児痩形にて十五歳ばかりこの院に九年めり
大伴の家へ人を廻して様子を聞くに、今夜は兄弟酒をんで楽しむ様子だから、今夜こそ斬入って血の雨を降らせ、衆人の難儀を断とうという、文治郎斬込のお話に相成ります。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
『申し難いが、かいをすこし、お持ち合せはないか。実はかくの通り、単衣まで質に入れてしまったので、金策に出られぬ始末』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そよと吹く風の恋や、涙の恋や、嘆息の恋じゃありません。暴風雨の恋、にもっていない大暴雨の恋。九寸五分の恋です」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
十一節に「あに泥なくてびんや、あに水なくして育たんや」とありて、この二つの植物が水辺に生ずるものなることを示している。「蘆」と訳せるはパピラス(Papyrus)であった。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
象山常に春秋の義を引き、城下のを以て国の大恥と為す。下田の議を聞き、いよいよ益々憂憤す。予が事に坐して獄に下り、獄中になお上書して宇内の沿革を論じ、航海の事務をべんと欲す。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
支えたが溶けるように、島田髷せて、がっくりと落ちて欄干突伏したが、たちまちり返るように、と立つや、蹌踉々々として障子に当って、乱れた袖を雪なす
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「彼は孔のやうにむ」
不器用な天使 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
曙人りくる児らを、 穹窿ぞ光りて覆ふ。
文語詩稿 五十篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
すると誰かが外で、其處いらにはらしい新らしいを、見つけたといつて買つて來たのよ、買つてくる奴も奴ぢやねえか、一盃機嫌だから、御本堂も何もあるものか
佃のわたし (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)