“目細”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めぼそ60.0%
まぐは10.0%
まなほそ10.0%
めほそ10.0%
めぼその10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忽ち濛々もうもうとした霧の中に閉じ込められて、間もなく冷たいしずくがパラパラと落ちて来る中に、目細めぼその淋しく囀る声のみが耳に入るのであった。
大井川奥山の話 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
下毛野しもつけぬみかものやま小楢こなら目細まぐはろはたむ 〔巻十四・三四二四〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
堅繩の目細まなほそ網に。兄媛をし二十巻き沈け。埴染の衣にほはし。ひとりのみ山踏む時に。その山の底ひ搖らびて。天遙に火立ち騰らひ。巖根木根ひた燒きしかば。うまし彦石人男。弟媛と共にみ失せぬ。
長塚節歌集:1 上 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
佐川から離れた東の土地に目細めほそというところがあって、そこに伊藤徳裕のりひろ、号を蘭林という先生がいて沢山の書生を集め、主として習字・算術・四書・五経の読み方を教えた。私はそこへ入門した。
新堅町しんたてまち犀川さいがはきしにあり。こゝにめづらしきまちに、大衆免だいじめ新保しんぽかきばたけ油車あぶらぐるま目細めぼその小路せうぢ四這坂よつばひざか
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)