目細まなほそ)” の例文
堅繩の目細まなほそ網に。兄媛をし二十巻き沈け。埴染の衣にほはし。ひとりのみ山踏む時に。その山の底ひ搖らびて。天遙に火立ち騰らひ。巖根木根ひた燒きしかば。うまし彦石人男。弟媛と共にみ失せぬ。
長塚節歌集:1 上 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)