“目覚”のいろいろな読み方と例文
旧字:目覺
読み方割合
めざ47.1%
めざま27.9%
めざめ11.8%
めさ4.4%
めざまし2.9%
めざと2.9%
めさむ1.5%
メザメ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早朝、私の父の到着の知らせが私たちを目覚(めざ)ませた。私の母は私の父からはぐれていた。そうしていまだにその行方が分らなかった。
麦藁帽子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
その一寸(いっすん)のばしが、目覚(めざま)し時計の音を聞いてから、温かい蒲団(ふとん)の中にもぐっているように、何とも云えず物憂(ものう)く、こころよかった。
女妖:01 前篇 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
矢田はまじめらしく何か言おうとした時、女中が障子の外から、「もうお目覚(めざめ)ですか。お風呂(ふろ)がわきました。」
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
譬えば夢を見る人が、夢の感じの溢(あふ)れたために、眼(め)の覚めるのと同じように、この生活の夢の感じの力で、己は死に目覚(めさ)めるのか。(息絶えて死の足許(あしもと)に伏す。)
さしも目覚(めざまし)かりける手腕(てなみ)の程も見る見る漸(やうや)く四途乱(しどろ)になりて、彼は敢無(あへな)くもこの時よりお俊の為に頼み難(がたな)き味方となれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
二人とも平常(ふだん)はそりゃ目覚(めざと)いんだけれども、その時に限ってグウグウ鼾を掻いているので、とても駄目だと思って、部屋へ帰って寝てしまったの。とても書斎の方へ行く元気はなかったわ。
ニッケルの文鎮 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
目覚(めさむ)れば早(は)や午(ご)に近し。召使ふものの知らせにて離れの一間(ひとま)に住み給ひける母上捨て置きてはよろしからずと直様(すぐさま)医師を呼迎(よびむか)へられけり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)