“目覺”のいろいろな読み方と例文
新字:目覚
読み方割合
めざ46.2%
めざま23.1%
めさむ7.7%
めさめ7.7%
めざむ7.7%
めざめ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白鷺しらさぎが——わたしはこれには、目覺めざむるばかり、使つかつて安扇子やすせんす折目をりめをたゝむまで、えりのすゞしいおもひがした。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その支度したく朝湯あさゆにみがきげてとしもこほあかつき、あたゝかき寢床ねどこうちより御新造ごしんぞ灰吹はいふきをたゝきて、これ/\と、此詞これ目覺めざましの時計とけいよりむねにひゞきて
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おくさまとろ/\としてお目覺めさむれば、まくらもとのゑんがはに男女なんによはなこゑさのみはゞかる景色けしきく、此宿こゝ旦的だんつくの、奧洲おくしうのと、車宿くるまやどの二かいふやうなるは、おくさま此處こゝにとゆめにもひとおもはぬなるべし。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
其間そのひまに、わし消息しらせで、ロミオがこの計畫けいくわくり、おことめさッしゃるまへに、此方こちることとならう。わし共々とも/″\目覺めさめまでばんをして、其夜そのようちにロミオがおことをばマンチュアへれていなう。
大自然だいしぜんの、悠然いうぜんとして、つちみづあたらしくきよ目覺めざむるにたいして、欠伸あくびをし、はならし、ひげき、よだれつて、うよ/\とたなかひこうごめづる有状ありさまは、わる見窄みすぼらしいものであるが
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
落葉おちばたくなるけふりすゑか、れかあらぬかふゆがれの庭木立にはこだちをかすめて、裏通うらどほりの町屋まちやかた朝毎あさごとなびくを、金村かなむら奧樣おくさまがお目覺めざめだとひとわるくちの一つにかぞへれども、習慣ならはしおそろしきは朝飯前あさはんまへの一風呂ふろ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)