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目覺
読み方 | 割合 |
めざ | 46.2% |
めざま | 23.1% |
めさむ | 7.7% |
めさめ | 7.7% |
めざむ | 7.7% |
めざめ | 7.7% |
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白鷺が——
私はこれには、
目覺むるばかり、
使つて
居た
安扇子の
折目をたゝむまで、えりの
涼しい
思ひがした。
其支度は
朝湯にみがき
上げてと
霜氷る
曉、あたゝかき
寢床の
中より
御新造灰吹きをたゝきて、これ/\と、
此詞が
目覺しの
時計より
胸にひゞきて
奧さまとろ/\としてお
目覺れば、
枕もとの
縁がはに
男女の
話し
聲さのみ
憚かる
景色も
無く、
此宿の
旦的の、
奧洲のと、
車宿の二
階で
言ふやうなるは、
奧さま
此處にと
夢にも
人は
思はぬなるべし。
其間に、
予の
消息で、ロミオが
此計畫を
知り、
卿が
覺めさッしゃる
前に、
此方へ
來ることとならう。
予も
共々目覺まで
番をして、
其夜の
中にロミオが
卿をばマンチュアへ
伴れて
行う。
彼の
大自然の、
悠然として、
土も
水も
新らしく
清く
目覺るに
對して、
欠伸をし、
鼻を
鳴らし、
髯を
掻き、
涎を
切つて、うよ/\と
棚の
蠶の
蠢き
出づる
有状は、
醜く
見窄らしいものであるが
落葉たくなる
烟の
末か、
夫れかあらぬか
冬がれの
庭木立をかすめて、
裏通りの
町屋の
方へ
朝毎に
靡くを、
夫れ
金村の
奧樣がお
目覺だと
人わる
口の一つに
數へれども、
習慣の
恐ろしきは
朝飯前の一
風呂