“めざめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:メザメ
語句割合
目覚42.1%
目醒15.8%
覺醒15.8%
眼覺10.5%
覚醒10.5%
目覺5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真に目覚めざめた、いままでの生涯に、夢にも知らなかった誠実をかてにして、遺産は子供と母親たちに残して、共にに豆をこしらえるふうになってしまったときいたならば
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
あなたのところでは、今朝はどんなお目醒めざめでしたか。やっぱり気分がよかったかしら。そして、永い間横になって目を開けて、朝の目醒のいろいろな情景を思い起していらしたかしら。
愈「春の覺醒めざめ」の時代が來た。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
幼君えうくん、「飼鳥かひどりはよきものか」とはせたまへば、「いかにも御慰おんなぐさみになりまをすべし。第一だいいち眼覺めざめためよろしからむ。 ...
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
私はむしろ彼ら頑迷なる上流社会の人々をして、その生活——ことに彼らの家庭生活の上に反省せしめ、かくして彼らをして覚醒めざめしめる一つの機会を与えたものとして痛快にさえ感じております。
芳川鎌子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
落葉おちばたくなるけふりすゑか、れかあらぬかふゆがれの庭木立にはこだちをかすめて、裏通うらどほりの町屋まちやかた朝毎あさごとなびくを、金村かなむら奧樣おくさまがお目覺めざめだとひとわるくちの一つにかぞへれども、習慣ならはしおそろしきは朝飯前あさはんまへの一風呂ふろ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)