“めざと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目敏50.9%
眼敏23.6%
眼聡5.5%
眼聰5.5%
目慧3.6%
目覚3.6%
目敬1.8%
目鋭1.8%
眼慧1.8%
眼智1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次(かんじ)は一日(にち)の仕事(しごと)を畢(を)へて歸(かへ)つて來(き)ては目敏(めざと)く卯平(うへい)の茶碗(ちやわん)を見(み)て不審(ふしん)に思(おも)つて桶(をけ)の蓋(ふた)をとつて見(み)た。遂(つひ)に彼(かれ)は卯平(うへい)の袋(ふくろ)を發見(はつけん)した。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「それは眼敏(めざと)くていらるる故(せい)なんでしょうよ。元からそうでしたよ。それに年を取って来ると猶更そうなるものです。」
田原氏の犯罪 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
白菜(はくさい)の霜にかがよふ夜明け方歩(あり)き歩(あり)きて鳩は眼聡(めざと)さ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
白菜(はくさい)の霜にかがよふ夜明け方歩(あり)き歩(あり)きて鳩は眼聰(めざと)さ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
岸本は目慧(めざと)く浅田の持っている手紙に目をつけて
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
肉皿(アントレ)には鶫(つぐみ)を差し上げようと思っているのですが、実はその鶫なるものはまだ糸杉(シープレス)の頂(てっぺん)の巣の中で眠っているのです、なにしろね、鶫なんてやつは目覚(めざと)いからこうやって、子守歌でも聴かせて
それを見つけ出して、みんなに聞こえるように読んだのは、目敬(めざと)い吾一の手柄であった。中を覗(のぞ)くと天井も壁もことごとく黒く光っていた。人間としては婆さんが一人いたぎりである。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
目鋭(めざと)い叔父は直に其(それ)と看(み)て取つて、一寸右の肘(ひぢ)で丑松を小衝(こづ)いて見た。奈何して丑松も平気で居られよう。叔父の肘が触(さは)るか触らないに、其暗号は電気(エレキ)のやうに通じた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
が、どうしたのかふだんは眼慧(めざと)い祖母が、今日に限っていくら呼んでも返事をする気色(けしき)さえ見えません。
黒衣聖母 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
立ち停まった二人を眼智(めざと)く発見(みつ)けた海老床甚八とに組の頭常吉、人を分けて飛んで出た。