“めざまし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眼覚33.3%
目覚22.2%
自鳴鐘22.2%
目覚時計11.1%
目醒11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうも私には、子供の時から眼覚めざまし時計を直すことが好きだったり、機関車の型を皆覚えたりする子供よりも、その逆の型の方が有望なように感ぜられる。
簪を挿した蛇 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
つのぶちの目金めがねで、じっと——別に見るものはなし、人通ひとどおりもほとんどないのですから、すぐ分った、鉢前のおおきく茂った南天燭なんてんの花を——(実はさぞ目覚めざましかろう)——悠然として見ていた。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たましひの薄き瞳を見るごとし時雨の朝の小さき自鳴鐘めざまし
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
冬かぶさる家に目覚時計めざまし狂ひ鳴る
今日:02 今日 (新字旧仮名) / 西東三鬼(著)
自分では可なり長くねた積りでしたし、自然に目がさめた気がしたので、いつもの癖で、枕もとの主人からあてがわれてあった目醒めざまし時計を見たのです。すると、時間は未だ一時半頃でした。
彼が殺したか (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)