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めざまし
さしも
目覚かりける
手腕の程も見る見る
漸く
四途乱になりて、彼は
敢無くもこの時よりお俊の為に頼み
難き味方となれり。
角ぶちの
目金で、
熟と——別に見るものはなし、
人通もほとんどないのですから、すぐ分った、鉢前の
大く茂った
南天燭の花を——(実はさぞ
目覚かろう)——悠然として見ていた。
母子の前に
顕れたる若き紳士は、その
誰なるやを説かずもあらなん。
目覚く
大なる
金剛石の指環を輝かせるよ。
驚き見れば
長高き老紳士の目尻も
異く、満枝の
色香に惑ひて、これは失敬、意外の
麁相をせるなりけり。彼は
猶懲りずまにこの
目覚き
美形の同伴をさへ
暫く
目送せり。