“目送”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もくそう50.0%
みおく35.7%
みおくり14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
路端みちばたの人はそれを何か不可思議のものでもあるかのように目送もくそうした。松本は白張しらはり提灯ちょうちん白木しらき輿こしが嫌だと云って、宵子の棺を喪車に入れたのである。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ト言ったのが文三への挨拶で、昇はそのまま起上たちあがッて二階を降りて往った。跡を目送みおくりながら文三が、さもさも苦々しそうに口のうち
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
目送みおくりおもへらく、越後には美人びじん多しと人の口実くちにいふもうべなり、是無他ほかでなし、水によるゆゑなり。