“口実”のいろいろな読み方と例文
旧字:口實
読み方(ふりがな)割合
こうじつ80.0%
いいぐさ4.0%
いいだて4.0%
いいまえ4.0%
おしだし4.0%
エクスキュウズ4.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“口実”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 政治 > 政治史・事情10.0%
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)7.7%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓6.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
が、夕方になると、もうたまらなくなって、兄の許へ母親に逢いに行くという口実こうじつもとに、ぶらりと家を出てしまった。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
かれは、なにかいい口実こうじつつかったら、田舎いなかへおひまをもらってかえりたいとおもいました。
風雨の晩の小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
この上は仮設こしらえるべき口実いいぐさの種も尽て居たが、さればと云って小歌に逢わずには居られず、つるんだ金の手もとで出来るはずはないのでよんどころなく巻紙の皺をべて
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
お勢は気分の悪いを口実いいだてにして英語の稽古けいこにも往かず、只一間にこもッたぎり、音沙汰おとさたなし。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
僕はやがてちょっと町へ出て来るという口実いいまえもとに、午後の暑い日を洋傘こうもりさえぎりながら別荘の附近を順序なく徘徊はいかいした。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そっちはそれでよいとして、さて肝心かなめのお豊姫の一条だが、とにかく武男さんの火の手が少ししずまってから、食糧つきの行儀見習いとでもいう口実おしだしで、無理に押しかけるだな。なあに、むずかしいようでもやすいものさ。御隠居の機嫌きげんさえとりアできるこった。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
いや、気の毒だがまるっきり知らないんだ。世間では王様が鶴子に惚れているように思い、また王様もそれを利用してしげしげ日本へやって来る口実エクスキュウズにしていたんだが、君も知っている通り、馴れそめというものは王様が見初めたというんでも何でもない。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)