“音沙汰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとさた98.4%
おとざた1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例の如くややしばし音沙汰おとさたがなかった。少しれ気味になって、また呼ぼうとした時、いたち大鼠おおねずみかが何処どこかで動いたような音がした。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「なんでも、お嬢様がお出かけになって間もなく、やっぱり長浜の方へお出かけになったまま、音沙汰おとさたがないのだそうでございます」
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ときてばつだけ、それだけおうらかへのぞみがくなるとつた勘定かんぢやう九時くじ十時じふじ十一時じふいちじぎても音沙汰おとざたい。時々とき/″\廊下らうか往通ゆきかよ女中ぢよちゆうが、とほりすがりに
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)