“往通”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆきかよ50.0%
ゆきかよひ25.0%
ゆきか25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ときてばつだけ、それだけおうらかへのぞみがくなるとつた勘定かんぢやう九時くじ十時じふじ十一時じふいちじぎても音沙汰おとざたい。時々とき/″\廊下らうか往通ゆきかよ女中ぢよちゆうが、とほりすがりに
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
笠に打着うちきて庄兵衞に無理むりを言うこと度々なれど庄兵衞意に心能らず思うて言葉ことばあらそひせし後は久しく往通ゆきかよひもなさで居しが庄兵衞はとうより大藤の女兒むすめお光に戀慕れんぼなしつゝ忍び/\袖褄そでつま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ところで、いつでも用あり次第、往通ゆきかいの出来るようにと、……一体土間のその口にも扉がついている。そこと、それから斜違はすかいに向い合った沓脱の上の雨戸一枚は、閉めないで、障子ばかり。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)