“ゆきか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行交57.9%
往来18.4%
行懸7.9%
往交5.3%
雪掻5.3%
往來2.6%
往通2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半町(ちやう)程行つてエスカウト河へ出たが、大小の汽船が煙を吐いて荷揚人足や荷車の行交(ゆきか)ふ忙(せは)しい港街の光景に久し振(ぶり)に接する心地も悪くない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
みな表町(おもてまち)なる大通(おおどおり)の富有の家に飼われしなりき。夕越(ゆうごえ)くれば一斉に塒(ねぐら)に帰る。やや人足繁く、戸外(おもて)を往来(ゆきか)うが皆あおぎて見つ。楓にはいろいろのもの結ばれたり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つか/\と行懸(ゆきか)けた與吉(よきち)は、これを聞(き)くと、あまり自分(じぶん)の素氣(そつけ)なかつたのに氣(き)がついたか、小戻(こもど)りして眞顏(まがほ)で、眼(め)を一(ひと)ツ瞬(しばだた)いて
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
彼女は雪掻(ゆきか)きをつかんで戸口にせまった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
土橋(どばし)を斜(なゝめ)に烏森(からすもり)、と町(まち)もおどろ/\しく、やがて新橋驛(しんばしえき)へ着(つ)いて、づぶ/\と其(そ)の濡幌(ぬれほろ)を疊(たゝ)んで出(い)で、𤏋(ぱつ)と明(あかる)く成(な)つた處(ところ)は、暴風雨(あらし)の船(ふね)に燈明臺(とうみやうだい)、人影(ひとかげ)黒(くろ)く、すた/\と疎(まば)らに往來(ゆきか)ふ。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
ところで、いつでも用あり次第、往通(ゆきか)いの出来るようにと、……一体土間のその口にも扉がついている。そこと、それから斜違(はすか)いに向い合った沓脱の上の雨戸一枚は、閉めないで、障子ばかり。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)