“夕越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆふごえ50.0%
ゆうごえ25.0%
ゆふご25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都入みやこいりする御講凪おこうなぎ、ひるさがり、夕越ゆふごえ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
みな表町おもてまちなる大通おおどおりの富有の家に飼われしなりき。夕越ゆうごえくれば一斉にねぐらに帰る。やや人足繁く、戸外おもて往来ゆきかうが皆あおぎて見つ。楓にはいろいろのもの結ばれたり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
くもくもきたり、やがてみづごとれぬ。白雲しらくも行衞ゆくへまがふ、蘆間あしまふねあり。あは蕎麥そば色紙畠しきしばたけ小田をだ棚田たなだ案山子かゝしとほ夕越ゆふごえて、よひくらきにふなばたしろし。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)