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夕闇
ふりがな文庫
“夕闇”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ゆうやみ
81.4%
ゆふやみ
18.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうやみ
(逆引き)
ま夏のじぶんには、それでも、
夕闇
(
ゆうやみ
)
の中に私のゆかたが白く浮んで、おそろしく目立つような気がして、死ぬるほど当惑いたしました。
灯籠
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
時雨
(
しぐれ
)
の通りこせし後は林の
中
(
うち
)
しばし明るくなりしが間もなくまた元の
夕闇
(
ゆうやみ
)
ほの暗きありさまとなり、
遠方
(
おちかた
)
にて
銃
(
つつ
)
の音かすかに聞こえぬ。
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
夕闇(ゆうやみ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ゆふやみ
(逆引き)
良寛さんが、長崎の街と湾を見おろす丘の上まで、
辿
(
たど
)
りついたときには、空に
僅
(
わづ
)
かに夕映が残つてゐて、海には黒く
夕闇
(
ゆふやみ
)
がしみこんで来る時分であつた。
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
海から二人の間に
逼
(
せま
)
つて来る
夕闇
(
ゆふやみ
)
の関係もあつて、わたしは妙に自分と娘との間隔を感じる。自分の生活と娘の生活とが別々に平行して居ることを感じる。
愚かな父
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
夕闇(ゆふやみ)の例文をもっと
(13作品)
見る
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
闇
常用漢字
中学
部首:⾨
17画
“夕”で始まる語句
夕
夕餉
夕飯
夕陽
夕方
夕靄
夕日
夕暮
夕焼
夕映
“夕闇”のふりがなが多い著者
ワシントン・アーヴィング
ロマン・ロラン
徳永直
国木田独歩
高浜虚子
島木健作
島崎藤村
山川方夫
谷崎潤一郎
北原白秋