“ゆうやみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夕闇64.0%
夕暗34.8%
夕暮1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時雨しぐれの通りこせし後は林のうちしばし明るくなりしが間もなくまた元の夕闇ゆうやみほの暗きありさまとなり、遠方おちかたにてつつの音かすかに聞こえぬ。
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ベタニヤへの帰途オリブ山に坐したイエスは、夕暗ゆうやみにつつまれゆく宮を瞰下みおろしながら、無量の感慨にふけってい給いました。
もう夕暮ゆうやみに近かった。庭の築山では吉野桜が、微風にもつれて散っていた。パチッ、パチッと音のするのは、泉水で鯉が躍ねるのであった。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)